🔹ボードゲーム『SETI』の概要
『SETI:地球外知的生命体探査』は、宇宙人の発見をテーマにした重量級ボードゲームです。
プレイヤーは宇宙開発機構の責任者となり、探査機を打ち上げ、惑星を探索し、星々の信号を解析していきます。
200枚以上のカードには「スイングバイ」や「大型ハドロン衝突型加速器」など、実際の科学技術やプロジェクトが登場。さらに、太陽系ボードは惑星の公転を再現しており、打ち上げのタイミングが重要になるリアルな宇宙開発を体験できます。
ゲームごとに異なる宇宙人(5種族)が登場するため、毎回新鮮な展開が楽しめます。
🔹『SETI』のルール(ざっくり遊び方)
『SETI』は 全5ラウンド制。
各プレイヤーは手番で8種類のメインアクションの中から1つを選択します。
全員がパスをしたら次のラウンドに進みます。
ゲームの目的は、宇宙人の痕跡を集めて宇宙人を見つけることです。
痕跡を発見するための、8種類のメインアクションが以下です。
探査機を打ち上げたり、惑星に着陸やスキャンでデータを集めることができます。
- 探査機の打ち上げ【探査機を地球から打ち上げします】
- 探査機の移動【打ち上げ済の探査機を調査した惑星に向けて移動させます】
- 惑星の周回【惑星の軌道に入り、ボーナス獲得を狙います】
- 惑星や衛星への着陸【惑星に着陸することでデーターを収集します】
- 星のスキャン【望遠鏡を使い星を観察し、データーを獲得します】
- データの解析【集めたデーターを解析し、宇宙人の痕跡を発見します】
- 技術の研究【科学技術の開発により、探査能力を強化します】
- カードのプレイ【手札のカードを1枚プレイして、効果を発動します】
探査機を打ち上げ → 惑星を調査 → データを解析 → 研究やカードで強化、といったサイクルでゲームが進行。
5ラウンド終了後、カードや得点タイル、宇宙人から得られる点数を合計し、最多得点者が勝者となります。
🔹おもしろポイント
・太陽系ボードの回転
太陽系ボードで惑星の公転を再現。これにより探査機の位置や惑星の位置が変化してしまいます。宇宙の変化を予測して選択を選ぶのが他のゲームに無くておもしろいです。
・科学的テーマ性と没入感
登場する技術やプロジェクトはすべて現実のもの。カードを通して学びながら遊べるのが魅力です。
・毎回変わる展開
登場する宇宙人は5種類の中からランダムで2種。ゲームごとに違う目標や展開を味わえます。宇宙人によってゲームバランスが大きく変化するのでリプレイ性が高いの嬉しいですね。
・後半の盛り上がり
開始時はできることが少ないが、後半になるにつれて選択肢が増えて盛り上がります。更に宇宙人を発見した瞬間からゲームの目的がガラッと変化!「1つのゲームで2度おいしい」驚きがあります。
🔹感想
最初はやれることが多くルール説明に時間がかかりましたが、実際にプレイしてみると意外とサクサク進行しました。
序盤は資源不足で苦しいものの、ラウンドが進むにつれて行動が増え、宇宙開発が広がっていく感覚がとても楽しかったです。
特に印象的だったのは、宇宙人発見後の展開の変化。目標が大きく変わり、プレイ中にもう一度クライマックスが訪れるような感覚がありました。
インスト込みで約4時間かかったので、腰を据えてじっくり遊びたい日におすすめです。SF好き、重量級ユーロ好きにはたまらない一作だと思います🚀👽✨
🔹おすすめ参考サイト
・Hobby JAPAN(商品紹介ページ)
・The Game Gallery Channel(ルール説明動画)

タイトル:SETI
プレイ人数:1~4人
対象年齢:14歳以上
プレイ時間:プレイ人数×40分